2014年4月11日金曜日

3つのクラスの年度はじめの読み聞かせ



 読書家の時間(RW)にとっても、作家の時間(WW)にとっても、読み聞かせはとても大事な位置を占めています。(欧米では、算数、理科、社会科の時間ですら、読み聞かせが大事だと言われているぐらいです!!)
 読むことと書くことを大切にしている3つのクラスで、最初にした読み聞かせを紹介します。

●1年生(広木)
<1日目>『わたしとなかよし』ナンシー・カールソン作、なかがわちひろ訳
自分のことを大切におもってもらいたいなあというこちらの思いと、文が短く絵が面白い(ブタが出てくる)ので選びました。
「えー!」と声をあげ、びっくりしながら聞いていましたが「わたしはいつも、わたしといっしょ」という感覚をつかんでほしいので、繰り返し読んでいこうと思います。

<2日目>『クレリア えだのうえでおきたできごと』マイケル・グレイニエツ絵と文、ほそのあやこ訳
クレリアがとても優しく、可愛いので。また、最後に消えてしまったのは、どうしてか、いろいろ予想することができるので。子ども達は何年生でも楽しんで聞いてくれます。
1年生は、「たずねムシ」のポスターのところで、大うけし、何度も「もう一度読んでー」と繰り返しました。


●4年生(冨田)
最初は緊張して登校している子も多いので、とにかくみんなで笑えてリラックスできるような作品を選ぶようにしています。

○「いつもちこくのおとこのこ ジョンパトリックノーマンマクヘネシー」ジョン・バーニンガム作、たにかわ しゅんたろう訳
先生の登場する場面をオーバーに表現するとみんな大笑いしました。
先を予想できる展開に安心感もあります。
けれど、最後だけはまったく予想できない展開にみんなが驚いて終わります。

○「ものぐさトミー」ペーン・デュボア作、松岡 享子訳
これは少し長いですが、自分の鉄板です。
自分が昔トミーと呼ばれていたという紹介も少しします。
何もかも電気で動く家に住むトミーの朝はすべてが全自動です。
この時期子どもたちは生活を立て直そうとがんばっているので、みんなが羨ましがります。
でも停電が起きてしまい…本当に笑えます。

○「999ひきのきょうだいのおひっこし」木村 研/文、村上 康成/絵
たくさんのカエルたちがコミカルに動き出す作品です。
へびを引っ張ってきたりトンビにさらわれたり、ドタバタ劇でみんなが楽しめます。
理科でオタマジャクシの観察がしたいので、だれか捕まえてきてねと伝えたり、うちの娘はここで反応するなどの話を交えて楽しみます

○「じごくのそうべえ」田島 征彦/作
声色を変えて子どもたちに読むともう教室が大笑いです。
いろいろな地獄に連れて行かれても、いろいろな技を駆使してぜんぜん苦しくない登場人物たちの余裕と、鬼たちの必死さが笑えます。シリーズがあります。


●6年生(都丸)
○『だから?』ウィリアム・ビー 、たなかなおと訳
 『どうして?』リンジー・キャンプ、トニー・ロス(絵)、小山 尚子訳
 この2冊は、6年生が楽しめると思ったことと、「共通点と相違点を見つける」「結末を予想する読み方」などの読み方を学ぶ機会になると考えたので選びました。

○『変わり者 ピッポ』トレイシー・E・ファーン、ポー エストラーダ (イラスト), 片岡しのぶ (翻訳)
 実在の人物についての絵本であること、既成概念を越える発想の大切さを感じたこと、作者の取材力に感心したことなどが選んだ理由です。

○『としょかんのよる』ローレンツ・パウリ、カトリーン シェーラー (イラスト), 若松 宣子 (翻訳)
 楽しい本の世界への入り口になると考えました。

○『クジラの跳躍』たむらしげる
 「質問を考える」「イメージを思い描く」などの読み方を学べるのでは、と考えました。

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